俺様イケメンは男好き?はじめてウケで感じた日
2018/02/10
こんにちは!シュンスケです!
年は明けましたが、季節はまだ冬…。こんな肌寒い季節は、人恋しくなっちゃいますよね。
今日は、そんな冬のある日、僕の元に届いた1件のメッセージから始まった、
ちょっぴりエッチで切ないエピソードをご紹介します。
ラブストーリーはマジで突然!?仕事終わりに届いたメッセージ
僕が彼からのメッセージに気付いたのは、ある日の仕事終わりでした。
今日も1日疲れたな~、なんて思いながら上着を羽織り、何気なくスマホを開くとゲイアプリから1件の通知がありました。
「どうせまた、タイプじゃない人からだろうな…」
…なーんて思いつつ(笑)
一応どんな人から来たのかだけ確認するためにアプリを開くと、
なんとそこには爽やかで体育会系、2歳年上のイケメンの写真が!!
ま、マジで~~っっ!?!?!?!!?
すっげーノンケっぽいし、なんか意識高い感じでプロフィールが英語で書いてあるタイプじゃん!好き!
「はじめまして、可愛いですね!」
彼から来たのは定番の挨拶でしたが、ここは迷わずメッセを返信!
ポジションは書いてないけど、この雰囲気はタチなんだろうな~…と思っていると、案の定、
「会いたいな…抱きたい」
という直球なメッセが飛んできます。
さあどうする俺!!………答えはYES!!!(即決)
というわけでイケメンな彼と出会うことにしたのですが、彼とのメッセージのやり取りは、ここから波乱の展開を迎えることになるのです。
注文多すぎ?!ワガママ彼の家に初対面で突撃!
最初に彼とのやりとりで「あれっ」となったのは、待ち合わせの話をしている時でした。
初対面だし、お茶なりランチなりして仲を深めたいな~!と思った僕は、街中での待ち合わせを提案したのですが、彼の返事はとっても微妙。
「いやーうん いいけど、うちに来ればよくない?」
イケメンからの直球のお誘い!めっちゃ嬉しい~~~~!!んだけど、正直僕はこの手のタイプの男性にいい思い出がありませんでした。
ヤってそのまま解散!な出会いは、もう飽きるほど繰り返したし、せっかくかっこいい相手と出会えるんだから、もっとじっくり仲を深めたい…!
あわよくば、お付合いまで漕ぎつけたい……!!
そう考えた僕は、彼の提案をやわらかく遠慮して、改めて駅前で会いましょうという返事をしました。
彼も納得してくれた様子で、これで一安心!
……そう思っていたのですが!!!
「ごめん やっぱりうちに来てくれない?俺の家ここだから」
当日の朝、彼から突然こんなメッセージが!!(家までの地図URL付き)
え~~~!?いやいや、昨日駅前で納得してくれたじゃーん…!
イケメンじゃなかったらこれドタキャンするぞ……
そう思いながらも、僕は渋々それを了承し、彼の家に行くことにしました。
予想外の展開?意外と紳士的な彼の対応にキュン
彼の住んでいるのは、住宅街の一角にある小さなアパートでした。
雪が多い北海道の街。吹き付ける冷たい風に不安を煽られながらも、
僕はスマホの地図を頼りになんとか彼の家に辿りつくことが出来ました。
ピンポン、とチャイムを押します。沈黙の数秒間。
やがて、ガチャリと開かれた扉の向こうから覗いた顔は、アプリの写真で見ていたのとほぼ同じ、かっこいい彼でした!!
「どうぞ~」
ちょっぴり甘めな彼の声。かっこいい。
お邪魔します、と靴を脱いでリビングへとあがらせてもらうと、ムスク系の薫りが広がり、部屋にはダンス系のナンバーが流れていました。
1LDKの彼の部屋。大きな液晶テレビとソファ、カフェのようなダイニングキッチンが印象的。
テーブルの上には読みかけの洋書なんかもあって、なかなかにおしゃれなお部屋でした!
「コーヒー飲める?」
頂いてもいいですか?と彼に返すと、
「まーインスタントなんだけどさ」
と笑いながら彼はカップにコーヒーを注いでくれました。
僕はソファに腰かけ、ガラステーブル越しに彼と向き合う形に。
「ごめんね、今日はわざわざ来てもらっちゃって」
そう笑う彼。いわく、普段履いてる靴を洗って、乾かなかったので外に出られなかったとか。
いや、そんなことあんの…?と思わずツッコミを入れそうになりましたが、彼の顔がよいので何も言わないことにしました。
イケメンってずるいですね…
その後は、お決まりの流れで互いの仕事の話をしたり、趣味の話になりました。
家電の営業マンをする傍ら、塾講師をしているという彼。
なるほど、だから洋書も読めちゃうのか~~と納得。
胸元にはオフ日だというのにボールペンが2本挿してあって、結構ストイックな人なのかもしれないな……?と感じましたね。
彼の趣味は登山らしく、例の濡れていて履けなかった靴も登山靴だそう。
普段から登山靴を履いてるんですか?と聞くと、今の季節は普段の道も山道も雪深いから変わらないでしょ、とのこと。
まあ、確かにそうだなぁ……。
(執筆している現在、積雪数十センチ以上あるのは当たり前な北海道です 笑)
その後も、北海道の定番あるあるネタで盛り上がったり、出身校の話やくだらない話が続いて行きました。
メッセージ時のわがままな対応とうってかわって、まさしく営業マンらしいというか、塾の先生らしいというか、彼は聴き上手&話し上手なのもあり、あっという間に会話が弾みます。
気付けば彼の家に来て、1時間ほどが経っていました。
不意に、互いの視線が重なり、一瞬の沈黙。
彼はゆっくり笑って椅子から立ち上がると、僕の座るソファへとゆっくり腰かけ、ゆっくりと顔を近づけてきました。
甘いキスの誘惑!男前な彼が仕掛けるやさしい愛撫
「んっ………」
大胆な彼のキス。思わず漏れた僕の声に反応するように、彼は、僕の唇の奥へと舌をぬるりと滑らせてきました。
彼の服の柔軟剤の甘い香りと、部屋に広がるムスクの薫りが溶けあい、あっという間に僕の身体は熱を帯びてしまいます。
すっげぇ大胆……そう思う間もなく、彼はにやりと笑みを浮かべたまま、僕の下半身をまさぐり始めます。
彼の右手に触られた僕の股間も、抑えきれないというように、すぐに硬くなってしまい、積極的な彼の行為に、僕はすっかり虜になっていました。
このままセックスしちゃったら、結局ヤって終わりになっちゃうかもしれない…
そんな思いが一瞬脳裏によぎります。
でも、それでも…先程まで見せていた彼の優しい仕草が、激しく体を求めるエッチな手つきに変わった瞬間、僕の理性はもう効きませんでした。
「すっげーやらしいよ」
彼の言葉に促されるように、パンツ1枚に脱がされた僕は、股間をパンパンに膨らませたまま、ソファの上で彼と向かい合った状態で、互いのモノをこすりあわせるように、腰を動かします。
すでにパンツの中でトロトロになってしまっていたので、彼の大きなモノとこすれ合うたびに、んぅ…っと声が漏れました。
しばらくの間、僕たちはゆっくりと互いの身体に触りあったり、お互いのモノを愛撫しあったりしました。
気付けば、いつの間にか部屋に流れていたダンス系の曲がスローな曲に変わっていて、窓から差し込んでいた日も傾いていました。
こんなの初めて……はじめてウケで感じた日
互いに愛撫しあい、いいムードになった僕たちは、ついに前戯から本番へと移ろうとしていました。
「ねえ…抱いてもいい?」
彼は耳元で、優しく呟きました。分かってはいたけど、やっぱり俺はウケをやるんだな…そう思うと、不安がよぎりました。
というのも、今まで何回ウケをやっても感じたことがなかったのです。
ゲイの友達に相談すると、ちゃんと力抜かないと痛いよ、とか相手のペニスとの相性もあるよ、とか、
なかには、生まれつき感じる人と感じない人って分かれてるらしいよなんてことを言われたりも…
一体なにが正しいのかも分からなかった僕は、ウケをやることになると毎回、
「はぁ…今日も痛いんだろうなあ…まあかっこいいし、我慢するかあ……」
とボヤきながら、シャワーのヘッドを回して外していたのでした。
だけど、ここまで来たら引き下がれない!
男には、負けられない戦いがあるんだよ!!
そんな風に半分ヤケになった僕は、彼の言葉に頷くと、準備を済ませ、彼に促されるように、ゆっくりと股を開きました。
最初はやっぱり痛かった。今回も残念に終わるかと思いきや・・・
彼の指が奥へと差し込まれると、やはり、ビリっとした痛みがありました。
後ろを使うのはかなり久しぶりだったのもあり、すごく痛い。
けれど、ここで騒いではムードが台無しです。
耐えろ…耐えるんだシュンスケ……!!!
なんとか3本の指でほぐしおわり、いよいよ挿入へ。
僕は仰向けになった彼の上にゆっくりと腰を下ろし、ぐっ、と痛みを堪えながら、なんとか奥まで挿入してもらうことができました。
「はー… はー… ゴメン、ちょっと痛いからこのままキープしてもらっていい?」
「うん。いいよ。好きなタイミングで動いて」
余裕ある表情でそんな言葉を返してくれる彼。
両手を頭の後ろに置いた脇見せポーズがすごくエロかったので、若干おしりの痛みもやわらいだ気がしました(笑)。
しばらくすると痛みも和らいできたので、思い切って腰を動かしてみることに。
だけどやっぱり気持ちいいという感覚は分からず…ウーン。
「ちょっと体位変えてみてもいい?」
「うん、いいよ」
そう言って、今度はバックで突いてもらうことに。
彼に主導権を握られているという感覚は中々に興奮したのですが、やっぱり挿入時の痛みが強いだけで、気持よくはなれず………。
痛みが今までにない激しい快感にかわる時
やっぱり諦めるしかないかなあ…。
まあでもせっかくだし、最後は彼に気持ち良くなってもらって、僕も彼がイく顔見たいから正常位がいいな~~と思い、正常位で挿入してもらうことにしたのですが……
「んっ…… あ、れ ……」
「どう?気持ちいい?」
「まって、なんか、すっげえ奥当たって なんかすっげえ あっ…!?」
それは、未知の快感でした。
突然、自分のモノが勢いよく搾り取られるような味わったことのない感覚。
彼が奥まで突き上げるたび、
ギュンッ!!!っという気持ちよさの波が、何度も、何度も押し寄せました。
「あっ んンっ! や、ほんと や、ばい なに、コレっ…!!!」
ケツで感じるなんて、エロ漫画やAVでしか見たことなかった僕。
あまりに気持ち良すぎて、僕は言葉にならないような喘ぎ声を出してしまっていました。
抑えようとしても声が漏れ、彼の腰の動きに合わせ、快楽を感じることで精一杯でした。
「もっと気持ちよくしてやるよ」
彼はニィと笑うと、一旦挿入したモノを抜き、今度は指を挿れてきました。
さっきほぐしていた時は全然感じなかったのに、どうやら僕の気持ちイイところを把握したようで、
彼がグッと指を奥に刺しこんだ瞬間、
「んあぁっっ」と喘いでしまいました。
それからは彼のやりたい放題。
緩急をつけた激しい指テクで、快感は一気にエスカレート。
勃起した僕のペニスは刺激されるたびに膨れ上がっていき、先端からは白い汁が漏れ出していました。
「えっ…なんか出てるけど??」
「マジ!?ちょ、うそ、俺こんな風になったこと1度もない、のにっ、あぁっん!」
人生初、トコロテン体験でした。
まさしく、奥から押し出されてしまうような快感。
射精のように噴射することはありませんでしたが、でゅるる…と漏れ出す白濁液に、彼もすごく興奮してくれた様子。
今思うと、めちゃくちゃ恥ずかしい(笑)
そして彼も、改めて僕の中に挿入し、何度かピストンを繰り返した後、
「あぁっ出るっ!」
と荒い息遣いでペニスを抜き、僕のお腹に勢いよく射精しました。
今まで味わったことのない情事に、僕は暫く放心状態になってしまい、息も絶え絶えに。それからしばらくして、僕はゆっくりと身体を起こしました。
お別れまでのカウントダウン 彼と僕との心の距離
「コーヒー、もう一杯飲む?」
事後、後片づけをすませソファで座っていた僕に、彼は声をかけてくれました。
頂きます、と言って同じカップにコーヒーを注いでもらいました。
来た時と同じように、僕の向かい側に座る彼。
テーブル越しに、再び他愛もない話で盛り上がった僕は、
「…良かったら、またこうして遊べたら嬉しいなって思います」
と照れ笑いしながら言ってみました。
けれど、彼からの返事はとてもあっさりとしていて。
「あーうん。 まあ、一回遊んだし、しばらくはいいかなって思うけど」
そんな言葉を聞いた瞬間、飲んでいたコーヒーが、急に冷たくなったような気がしました。
帰りは駅まで送るよ、という彼の言葉に甘え、僕と彼は二人、暗くなった雪道を静かに歩きました。
先程までと同じように他愛もない会話が続きました。
「じゃあ、また」
駅に着いた僕らは、あっさりと、別れの挨拶をしました。
振り返ることもなく、まっすぐ背を向け帰っていく彼。
はじめての体験で浮かれていたのは、僕だけだったのかな?
そんな風に思うと、ズキ、と胸が痛みました。
「また、失恋しちゃったなあ」
電車に揺られる僕。特に通知も無いのに、意味もなくスマホを開いたり、閉じたり。
はぁー、とため息をつきながら窓の外を見ると、街頭に照られたオレンジ色の雪が、ひらひらと降り落ちていました。
<執筆者:シュンスケ>